波乱の2022年度の共通テストを受けて、来年行われる共通テストはどのような難易度になるのか、不安に思う受験生はたくさんいることだろうと思います。
しかしセンター試験も共通テストも、基本を問うているという点では変わらないため、
難易度ではなく「共通テスト形式」になれる必要があるわけです。
ところで、私はセンター試験を合計4回、共通テストを2回受験したので、ほとんどの受験生よりも試験を熟知していると思います。
私の経験を踏まえたうえで、参考になりそうな当日の注意点やコツなどを紹介していきます。
共通テスト当日に不測の事態が起こっても慌てないように、前もってしっかり準備しておくことが大事ですよね
本当に試験会場は魔境といわれているので注意してください……
さらに英語や数学、国語などの主要科目の解き方のコツについても解説します。
2023年は3回目の共通テスト
初日は文系科目の社会、国語、外国語があり、二日目は理系科目の理科、数学があります。
志望大学によって受ける教科は変わってくるので、当日の時間割を間違えないように気を付けましょう。
何といっても共通テストは二日間にわたる重労働なので体調を整えることも必要です。
共通テスト試験当日の注意点
共通テストは魔物であり、共通テスト会場は魔境です。なので以下紹介する注意点はしっかり頭に入れておいて損はありません。
持ち物について
まずは持ち物についてです。
- 受験票
- 写真票
- 黒鉛筆またはシャーペン
- プラスチック製の消しゴム
- 鉛筆削り
- 時計
- 眼鏡
- ハンカチ
- ティッシュ
- 目薬
- 飲み物
- 栄養補給用の食事
- スマホ
- ホッカイロ
- 現金
これらは忘れてはいけないものばかりなのですが、スマホや現金は絶対に持っておいたほうが良いです。
試験当日に何が起こるかわかりません。
たとえば道に迷ったりしてもスマホを持っていればネットで調べることができますし、安心できます。
当日忘れ物をしてしまったとしても現金を余分に持っていれば、買って補うことができるので重要です。
また、この時期はとても冷え込むので、手をなるべく冷やさないようにカイロを持っていくことをおすすめします。
温かいものを持っているだけで精神的にも安心しますよ。
昼ごはんや栄養補給について
共通テスト中は脳をとても使うので、栄養補給は非常に大切なポイントです。
この栄養補給を間違えると試験中に頭が働かなかったり、うっかりミスをしやすかったりするので適切な栄養補給をしましょう。
- 糖分は吸収に3時間ほどかかるので試験開始3時間前までには朝食を済ませておきましょう
- カフェインは30分から45分で効き始めるので、試験開始30分前までに飲んでおくとよい状態で試験に臨むことができます
- 短い休み時間の間には、チョコレートや飴、またはブドウ糖の入っている清涼飲料水を飲んで脳に栄養補給しましょう
- 空腹状態はNGだけど、満腹状態もNGです。試験中に寝ます。
- おにぎりを食べる場合は、なるべく少量を時間をかけて食べましょう
共通テストは判断ミスやケアレスミスでどんどん点数を落としていく試験なので、栄養補給のミスが命取りになる可能性は十分にあるでしょう。
もちろん生活習慣が悪いとさらに試験当日のコンディションは悪くなります。
試験会場の環境について
試験会場や教室は自分で選ぶことはできません。
自分が「どこの会場、どこの教室、どこの席」で受けるのかはすべて運なので、こればかりは祈るしかないです……
しかし、どのような状況であれマイペースに行動する秘訣がありますので参考にしてください。
- なるべく外部からの情報をシャットダウンする
- マスクやイヤホンを活用して他人の情報を入れない
- 重ね着をしていくことでどんな温度にも対応できるようにしておく
- 持ってきた参考書を熟読して自分の世界に入る
周りにいる人間は気にしないようにしよう
試験当日、自分の隣や前後にどんな人が受けに来るのかはその時になってみないと分かりません。
運が悪いとうるさい人が近くの席になってしまうこともあります。
共通テストや私立、国立二次を含めて、全員が全員静かに試験を受けているような環境に恵まれたことは私はありませんでした……
ただ運が悪かっただけかもしれませんが…(笑)
ペンの書く音がうるさい人、咳払いがうるさい人、無駄に貧乏ゆすりする人、ページをめくる音がうるさい人、不潔だったりにおいがきつい人……
などなど挙げていけばキリがないので、どんな人が回りに来ても大丈夫なように先程紹介したマイペースになれる方法を参考にしてください。
試験の休み時間について
たとえば私の場合は、試験中に誰かと話したり知り合いと顔を合わせるのがとても嫌いでした。
テストの話になり、気分が浮き沈みするのは試験当日においてメリットがありません。
知り合いと会話することで緊張を緩和することはできますが、いい意味の緊張感までなくなってしまうので、試験でミスしやすくなります。
またSNSを見るのもおすすめできません。
解答速報やフォロワーのツイートを見るとかなりメンタルがぶれやすくなるのでデメリットしかありません。
私の場合は、休み時間になったらイヤホンとマスクをして周りの会話をシャットダウンし、ホッカイロと本をもってトイレに並び、眠気が来ないように試験が始まるまで外を散歩してました。
私のようにする必要はありませんが、自分なりの精神安定法を考えておくことはとても重要でしょう。
自己採点は2日目終了時点でしよう
共通テストは自己採点しないとどこの大学に出願するか確定することができないので、いつかは必ず自己採点しないといけません。
自己採点するのはかなり怖いと思いますが、思い切って2日目の試験が終わった帰りにでも自己採点したほうが後々楽です。
とはいっても、
1日目に自己採点をしてしまうと点数があまりよくなかった時に、かなり追い込まれて精神状態が悪くなってしまいます。
仮にいい点数がとれたとしても、油断して2日目失敗してしまうこともあります。
模試とか受けていると、試験中にどのくらい取れたか感覚でわかると思うので、その感覚を信用しましょう。
直前確認!英語・数学の解き方のコツを紹介
最後は英語や数学の解き方のコツやポイントを紹介していきます。
共通テスト英語のコツやポイント
過去問演習で自分の解き方や解くスピードはある程度分かっていると思います。
英語は毎回新しい試験形式が出てくるので、知らない問題形式でも慌てないように心の準備をしておきましょう。
マークミスをしないように問題用紙と解答用紙に同時に自分が選んだ回答を写します。
長文問題は先に問の選択肢を読み、何について聞かれるのかをある程度把握してから読解を始めましょう。
解く順番は自分の好みでいいと思いますが、マークミスや難易度の点から考えれるとやはり大問Ⅰから順番に解いていくのが正攻法でしょう。
私は大問4が苦手で時間がかかってしまっていたので代わりに大問6の論説文から解いていました。
論説文や説明文は著者の言いたいことやパラグラフで言われていること、英文の流れが分かりやすいのでコツさえつかめてしまえば時間をかけずに解くことができるようになります。
共通テスト数学のコツやポイント
IAはデータの分析が意外に時間がかかるので、計算が複雑な場合や思考停止した場合はさっさと次の問題に行くのが得策です。
選択問題の図形問題はたまに沼にハマり思考停止することがあるので、無理そうだなと思ったら別の問題に切り替えるのもアリです。あらかじめ大問ごとにかける時間を設定しておけば、大きな事故が起きることはありません。
特に共通テストでは文章量が多いので解く前に文章量を見てから解いたほうが見通しがつきやすくいいと思います。
ⅡBは計算量が多くなる傾向はありますが、計算間違いさえしなけば安定して点数をとることができます。
本番気を付けることは計算スペースです。
問題用紙に線を引き解答スペースを問題ごとに分けて、ごちゃごちゃにならないようにしましょう。
誤字脱字による見間違いやケアレスミスが多発しやすいので、本番ではなるべくきれいな字で見やすいレイアウトで計算しておくことを頭に入れておきましょう。
実際そう思っていても試験を解くことに必死でぐちゃぐちゃになることもよくあります。
注意点やポイントに気を付けて実力を発揮しよう
本番の試験で実力を発揮するというのはとても難しいことです。
しかし、実力を発揮できた人が合格していくのも事実です。
今回紹介した注意点やポイントに気を付けることで、実力が発揮しやすくなることは間違いないでしょう

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