国家試験であるITパスポート試験は、国家試験の中ではかなり合格率が高いので、資格初心者やIT初心者におすすめの資格といわれています。
この記事では効率的に短時間でITパスポート試験に合格する方法の一例を紹介していきます。
ネットでITパスポートの勉強法を調べると長い記事や細かく書かれている記事が多く存在しますが、この記事ではそんな説明は致しません。
ITパスポートに一夜漬けで合格する方法はただ一つしかないからです!
つまり下に挙げた参考書一冊を選んで読み込み、過去問道場をひたすらやればいいのです。
ITパスポートを受けようとしたきっかけ
今まで資格なんて英検3級くらいしか持っていなかった私ですが、
自分のスキルを証明するために資格を持っておくことは、フリーランスの仕事をしていく上で何かとメリットがあるんじゃないか?
と思いました。
そこでまず初めに、このITパスポートを受けてみることにしたわけです。
もともと理系の学生だったのですが、様々な問題からほとんど勉強せず卒業できなかったので、ITの知識はほとんどなく、 あるとしてもブログをやる程度のものでした。
私がITパスポートを受けることを決心したのは完全にノリでしたが、このノリが結構大切なんだなと思います……(笑)
私が実際にITパスポートを受けたのは2019年10月です。(※編集 現在2022年9月ですが内容は変わりません)
あれ……?一夜漬けじゃないじゃん!と思った方いると思います。
初めての国家試験だったので万全を期して試験2ヵ月前に申し込んだのですが、その後まったく勉強するモチベもなく体調も崩していたので、結局勉強を始めたのは試験前日の夜中からでした……(こういう先延ばし癖治したいですね)
必死に知識を詰め込んだ結果、ストラテジ系とマネジメント系が約750点、テクノロジ系が約650点で合格しました。
ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の3つの分野に分かれており、
「合計600点/1000点、各分野で300点/1000点」を取れば合格となります。
テクノロジ系は割と理系寄りの内容なのですが、見事テクノロジ系が低いですね…(笑)
ITパスポートってどんな試験?
ITパスポート試験とは、
ITを利用する人が知っておくべきITの基礎的な知識を持っていることを証明することができる試験
です。
つまり、「私はITの知識を少し持っていますよ!」ということをアピールできるわけです。
ITパスポート試験の次のステップとして
基本情報技術者試験、応用情報技術者試験
というのもありますので、これらの資格を取りたい人がまず初めにITパスポートで基礎的な知識をつける、という段階を踏むことはとても効率的だと思います。
ITパスポートの難易度とは?合格率は約50%!
ITパスポートの合格率は毎回平均して約50%となっています。
国家試験の中でも取得しやすいと言われている宅建ですら合格率は15%くらいなので、二人に一人は合格するITパスポートは比較的取得しやすいといえます。
ITパスポートの合格率や統計情報はこちらのサイト https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/openinfo/statistics.html
に載っています。業種別の統計や偏差値まで載っていていました。
統計を見ると、なぜかIT系の人よりも非IT系の人の方が合格率が高いのが面白いですね。
ITパスポート試験は1000点中600点取れれば合格なので、内容を完璧に理解していなくても、合格できるわけです。
時間がなくても平気!効率的な勉強方法を紹介!
私は夜の11時くらいから試験開始9時前まで約10時間くらいを勉強時間に費やしました。初の国家試験でしたし、安くない試験料も払っていたのでかなり必死にやりました……
それでは勉強方法をステップに分けて紹介していきます。
テキストを3時間くらいかけて一周読む
私が使ったのは「いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」という参考書でした。
この参考書を選んだ理由は、最後に直前チェックが付いていたことと、ページのレイアウトが何となく気に入ったからです(笑)
他にも
この参考書 「いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」を読むときのポイントを紹介します。
- なるべく勉強時間を少なくするためにざっと読む
- 分からない文章が出てきてもとりあえず読み進める
- 「試験にはコレが出る!」はちゃんと読みましょう
- 「学習のポイント」はかなり試験で出やすいと感じました。
- 本文は直接的に試験に関係ない内容が多い
試験までの時間があれば、きちんと本文を読むことでより理解が深まるような文章構成となっているので、ぜひおすすめです。
上に挙げたポイントのようにざっと一周テキストを読んで
「こんなことがでるんだ~」
と試験内容の雰囲気を掴みましょう。章末に演習問題もついているので解いておきましょう。
過去問道場で時間の許す限り問題を解く
テキストをなんとなくざっと読んだら過去問を解きましょう。
私は「過去問道場」
というサイトを利用しました。
年度別の10年分の過去問があり、出題範囲を分野別にしたりすることができるので、自分に合った勉強方法で効率的に問題を解くことができます。
このように年度や分野をバラバラにして解くことも可能です。
ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系のそれぞれの正答率が可視化されるので、自分の苦手がすぐにわかりますね。
このように解説がかなり詳しいので、しっかり覚えることができます。
マネジメント系の略語のまとめを暗記
BSC | バランススコアカードと呼ばれる経営を「財務・顧客・業務プロセス・学習と成長」という4つの視点からとらえる手法 |
CSF | 経営を成功させるための重要成功要因 |
MRP | 生産に必要な資材の量を計画する |
WPS | 工程管理における必要な作業を分解して階層上に並べたもの |
ITパスポート試験では上の表のような英語の略語の意味を問われることが多いです。
これを大量に暗記するのはまず無理なので、英単語で意味を覚えるようにしました。
例えばMRPはMaterial Requirements Planningの略なので、英単語からなんとなく生産に必要な資材を計画するような趣旨が分かりますよね。
このようにただの単語ではなく、意味を持たせて暗記することでかなり効率的に暗記することができます。
ITパスポート試験を受けてITの基礎的な知識を身につけよう!
ここまで紹介してきたような方法でITパスポート試験に受かることは可能です。
ITパスポートを取ったら次のステップである基本情報技術者試験や応用情報技術者試験を受けてみてもいいかもしれません。
私は今年どちらかを受験する予定なので、ITパスポートで得た知識がさっそく役に立つので少しはアドバンテージになるでしょう。
この機会にITパスポート試験を受けてITの基礎的な知識を習得しましょう!
