最近ブログを書いていて気づいたのは仮面浪人についての記事が良く読まれていることです。
仮面浪人をしている人は周りに相談できる環境がない人も多く、ネットで情報を集めている人が多いんだなあと思います。
私も仮面浪人経験者なので気持ちはとても分かります。
そこで今回は仮面浪人当事者ならではの仮面浪人特有の悩みについて徹底解説していきたいと思います。
仮面浪人を成功するためのチャート
まず初めに仮面浪人を成功に導くためのチャートを紹介します。これはあくまでも理想論なので教科書的なものだと思っていただければ幸いです。
- 前期は大学に行き留年しない程度に単位を取る
- 前期の間に大学の友達を作り、試験情報や授業についてリサーチする
- 4月に行われるサークル見学に行き過去問や過去レポを入手する
- 仮面先の大学orSNSで似た境遇の人間を探し情報を交換する
- 志望大学に所属する知りあい(SNSも可)に使用したテキストや勉強法を聞く
- 前期の間に志望大学と自分の実力差を知り、苦手をなくす
- 後期に入ったら休学し、より実戦的な円周や過去問、センター対策に着手する
仮面浪人って何ですか?
そもそも仮面浪人って何ですか?
この記事を見ている人の多くは仮面浪人の方だと思うのでわかっているとは思うのですが、これから仮面浪人しようかなと思っている人や仮面浪人当事者の周りの人や親は仮面浪人のことを知りません。
簡単に説明すると仮面浪人とは
「現時点の実力で入学できた大学に在籍しながら第一志望の大学受験を目指す人」
のことです。
もし仮面先の大学が理系だと、大学の勉強やレポートで忙しくなる場合が多いので、仮面浪人する環境としてはあまり適していません。私の場合、理系の中でもあまりレポートがない学科に在籍していましたが、それでも別の理由から休学することを選びました。
仮面浪人にとって勉強よりもネックな部分となるのが「自分の周りの人間関係」です。
↓こちらの記事では仮面浪人生のメリットとデメリットを簡潔にまとめています。
予備校や家庭教師は行くべき?
仮面浪人をしながら予備校や家庭教師に習いに行くという選択肢もあります。
仮面浪人は受験の情報をしくいという点で宅浪とほぼ同じデメリットを負っています。
そのため予備校に行ったり家庭教師に習うことができれば、それなりに情報が入っていきます。
それだけでもメリットがあるとは思いますが、最大で唯一のデメリットは今回挙げた仮面浪人の選択の仕方の中で最も一年間にかかる費用が高いということですね。
自分の志望校と仮面先の大学のレベルの差が大きければ大きいほど独学での合格が難しくなっていきます。この場合には予備校に行ったり家庭教師に習うという選択肢は大いにアリになってくるでしょう。
反対に仮面先の大学にいながらでも独学で志望校に合格できそう、というレベルならば他人に頼らず効率よく勉強していくのが最もコスパが良いでしょう。
さらに休学などをすればもっと効率は上がります。
仮面浪人生におすすめ!時間もお金も節約できるオンライン家庭教師を紹介!
ここで私が個人的におすすめする家庭教師サービスを一つ紹介させていただきます。
インターネット家庭教師Nettyという名前のサービスなのですが、
東大や早慶出身・在籍している講師の授業をインターネットを通じて、外に出ることなく、自由な時・自由な場所で家庭教師サービスを受けることができます。
ネットを使っているので、リアルタイムで先生と音声や動画を通じて、授業を受けることができるのが特徴です。
気になるパソコンなどの周辺機器ですが、Webカメラ、ヘッドフォンマイクは、無料でレンタルしているのでお金をかけずに簡単に始めることができますね。
時間がないときにちょこっと聞くこともできるので、普通の家庭教師や予備校に通うよりも安く、時間の制限もなく、自由に授業を受けることができます。
浪人生には特におすすめできるサービスとなっていますね。
休学はすべき?留年しないためには?
仮面浪人をするうえで重要な選択になってくるのが休学をするかどうかです。
休学をした場合、かなり高確率で休学した時点で留年が決定します。
休学したら大学に行かず受験勉強に専念できるメリットはありますが、受験に失敗した場合のリスクが大変高いです。正直この選択をするだけでも精神衛生上かなり良くないです…
仮面浪人が成功するまで休学し続ける、という方法もありますがそれでは仮面浪人のメリットがほぼないような気がします。
逆に休学をしない選択も十分にあり得ます。
うまくいけば仮面先の大学で取得した単位を新しく入学した大学に引き継ぐことができ、仮面先での勉強が無駄になる事がありません。仮に受験に失敗してしまったとしても留年する確率は休学した時よりも下がることは間違いありません。
しかし注意しておいてほしいのが、休学をしないで仮面浪人を決意し大学の勉強と受験勉強を両立した結果、体力的にも精神的にも限界が来てしまい、最終的に受験失敗&留年という最悪の結末を迎えてしまう人が多くいるということです。
実際に私の周りでこのような人は何人も見ています。
退学するときの注意点を紹介
仮面浪人が終わり新しい大学に入学することが決定したらなるべく早く退学届を出しに行きましょう。何故かというと大学の二重在籍は認められていないからです。
退学の手続きが遅れてしまうと、せっかく受かった大学の入学資格と仮面先の大学の在籍資格の両方を剥奪されてしまう可能性があります。
受験が終わった三月ごろは何かとバタバタしているのでしっかりと退学時期の管理をしておきましょう。
退学届を大学の事務室からもらってから実際に退学が許可されるまで最低でも一週間~二週間かかる場合がほとんどです。
そのため受験結果が出たらすぐに退学届けをもらいに行くことをお勧めします。
一番厄介なのは国立後期の合格発表を待っている場合です。
この場合はあらかじめ退学届をもらっておき、仮面先の大学の事務に相談しておくことをお勧めします。
「留年」は覚悟しておくべき
仮面浪人と切っても切れない関係となってくるのが留年です。ほんと嫌ですね。それでも仮面浪人という選択をした以上考えなくてはいけません。
休学をせず大学の勉強を受験勉強を両立するのが最善なのはおそらく誰もが分かっていることとは思いますが、なかなか実際にこれをするのは難しいです。
体力的な問題、精神的な問題、金銭的な問題…など問題点を挙げていけばきりがありません。
体力的・精神的問題について
大学というのは高校までの学校生活と全く異なります。授業の受け方や友人関係、時間割の作り方、単位制度…などがあげられますね。
人間というのは新しい環境に放り込まれると多大なるストレスを感じる生き物です。五月病なんてものは大変有名な話で多くの人が陥る現代社会の現象です。
大学だけでも大変なのにさらに受験勉強もしなくてはならない…と考えるだけでも気がめいってしまう人も多いと思います。
実際、大学生月が楽しくなってしまいそのまま仮面浪人をあきらめてしまう人も多いのです。
さらに大学ではサークルがあります。
一般的な大学生はサークルを通じて大学内のいろんな情報を共有したり、友人関係を築いたりして楽しい大学生活を送ります。
(そんな理想のような大学生活を私は送っていなかったのでわかりませんが、それなりに楽しんでいる人が多い印象でした…(笑))
楽しい大学生活を犠牲にしてまで仮面浪人を続けるモチベがあるのか、というのも重要です。
気になる金銭的問題について
仮面浪人と言っても一応はその大学の学生なわけですから当然在籍量なり授業料なり、安いとは言えない大金がかかるわけです。
多くの人は親に出してもらったり奨学金を借りたりするわけですが、仮面浪人の場合はそのお金が無駄になってしまう可能性が高いです。
(仮面浪人という経験が無駄と言っているわけではありません。)
そういう面で親に反対されたりする場合が多いと思うのですが、金銭的な問題があるときは休学するのが一番良い選択でしょう。
親とはどう決着をつけるべき?
一般的に言われている仮面浪人をするデメリットとして
- 学費がもったいない
- 留年する可能性が高くなり学費がかかる
- 履歴書に傷がつく
などが言われていますね。
要するにお金と自分の将来を犠牲にすることになるかもしれないため親に反対される人が多いのだと思います。私個人の解決法としては
- 半期休学をして即留年にならないくらいの単位を取っておく
- お金をどのように将来工面して親に返すかを説明する
- 履歴書でなにか言われたときにどう言うかを考えておく
です。しかし私の時は前期の時点で大学に行くモチベーションが無くなってしまい結局単位は取れませんでした。
履歴書に関しても「入学してから学びたい分野が変わった」、「自分が思っていたものと違った」などといった趣旨で相手に伝えれば、たいていの場合は大学中退・再入学に関して理解を示してくれます。
むしろその行動力を褒めてもらえることもあります。
仮面浪人にはどんなリスクがある?
ぶっちゃけ仮面浪人はリスクの塊と言っていいでしょう。大きくリスクとなるポイントを挙げるとすれば人間関係、お金でしょう。
大学の人間関係が悪くなる
はたから見れば
- せっかく大学に入ったのに何で受験勉強しているのか?
- 仮面先の大学生を軽く侮辱している
- 授業に全く出ず自分たちが損をしているような気分になる
と思われても仕方ないです。
仮面浪人が成功すればこのような問題が起こっても問題ありませんが、受験に失敗すると人間関係が失敗し、最悪留年してしまう可能性もあります。(このパターンは本当によく見ます)
大学で留年する=大学の人間関係構築に失敗した
とほぼ同義だと経験則から思っています(笑)
たくさんのお金がかかる
お金に関しては自分で何とかできない仮面浪人生が多いと思います。大学の単位を取りながら受験勉強をしていたら虻蜂取らずになってしまうリスクが高いです。
仮面浪人生最大のジレンマは「仮面浪人生という思っていることと実際にしている言動が真逆」ということでしょう。
正直精神的にきついでしょう。
対策としては先程も話したように留年しない程度の単位を前期のうちにとっておき後期から休学して受験生(ほぼ宅浪)になることです。
これがどのリスクもまんべんなく小さくすることができる方法です。
「もっと画期的な方法はないの?」
ありません。仮面浪人生という生き物はそういうものなんです…(´;ω;`)
↓Part2はこちらです