医学部を受験するにあたって避けては通れないのが「面接試験」です。
面接試験は受験する大学によってかなり傾向が異なるので、事前にしっかり調査・対策しておくことが重要となります。
私は国立医学部のみ受験したので、主に国立に関して書いていこうと思います。
志望校の面接の口コミを見て調べよう
まずはネットで志望校の面接について調べてみましょう。
するとブログや口コミのサイトが見つかるのでそこから面接の雰囲気や難易度、どのようなことが聞かれやすいのかがわかると思います。
私の場合も共通テストが終わってから、様々なサイトで自分の志望校の面接について調べて対策を立てました。
面接本で面接試験の基本を知る
まずは「面接本」と呼ばれる面接における基本知識が書いてある本を読みましょう。
挨拶の仕方からよく聞かれる質問、討論の仕方まで幅広く載っています。
もしあなたが高校生もしくは予備校生ならば、先生や周りの友達に面接の練習に付き合ってもらうのもいい手だと思います。
医療用語や地域医療に関する知識をインプット
面接試験では受験大学周辺の地域医療について聞かれることが多々あります。
「そんなのどうやって調べればいいの?」
と思う方も多いと思います。
こういう時は「○○県(自分の受験大学) 地域医療構想」
で調べてみて下さい。きっとあなたが求めている情報が手に入るはずです。
情報源も厚生労働省であるため信頼できます。
私は面接試験の三日前くらいに調べてノートに自分なりにまとめて原稿をつくっておきました。
例えば、受験大学の都道府県の人口比や病床数、診療科の偏りなどを調べておくだけでもだいぶ違うと思います。
調べておきたい医療用語
- インフォームドコンセント
- QOL
- 遺伝子医療
- EBM
- 脳死
- 臓器移植
- プライマリケア
- 再生医療
- 生活習慣病
- 認知症
- 生殖補助医療
- 薬剤耐性
- 尊厳死
- トリアージ
- 新興感染症
- 総合診療
- VR医療
このあたりをネットでもいいので検索して自分なりにまとめておくとかなり強いと思います。
仮に面接試験で聞かれなかったとしても入学後役立つと思うので、医療系を志望する方たちにとって知っておいて損はないと思います。
医学部再受験の面接差別について
医者になるには若いほうが良い。
確かに正論だと思います。
しかし医学を学ぶのに年齢制限はないですし、やる気があれば年齢関係なく医学部に入ることはできます。
再受験における面接試験で一番大事なのは
「自分がなぜ再受験までして医学部に入りたいのか、そしてどのような医者になりたいのか」
この理由を誰もが納得できるように話せるのであれば面接において差別は基本ないと考えていいと個人的には思っています。
これはあくまで国立大学の話であるため、私立大学(特に学費の安い高偏差値帯の大学)の場合はかなり話が変わってくると思います。
年齢別入学者数を公開している大学も多いのでまずは自分の受験大学の統計を見てみるのもいいかもしれません。
医学部再受験の再面接について
再面接って何?
って思う人も多いでしょう。
再面接とは、面接試験において気になる生徒をもう一度呼び出してさらに細かく面接するものです。
このように聞くと悪いイメージがありますが、再面接に呼ばれたからといって絶対に落ちるということはありません。
ただ単にグループ面接では聞けないような個人的なことを再面接で聞かれる場合もあります。
逆に再面接に呼ばれた再受験生は合格する可能性が高い、などというジンクスもありますがただの偶然だと個人的には思っているので信用しないほうが良いと思います。
医学部受験はやはり基本は学力重視なので、共通テストと二次試験をしっかりとることを最優先に考えましょう。
医学部再受験の面接は情報戦
面接対策で大切なことは
- なぜ医者になりたいのか
- なぜ志望大学の医学部でなければならないのか
- 将来どのような医者になりたいのか
をしっかり自分の中で考え、整理しておくことです。
この三つのことが自分の中でわかっているだけで、受験勉強のモチベが上がりますし、結果として面接試験対策にもなります。
志望大学の医学部についてきちんと調べておくことが大事です。今の時代、ネットでほぼすべてのことが分かるので一日あればたいていのことはわかるはずです。
注意しておきたいのは、医学部受験の掲示板の情報に決して流されてはいけないということです。
自分は自分、他人は他人であるので掲示板の情報が正しいかどうかはわかりません。このような不確定の情報に流されるくらいなら勉強したほうが良いとさえ思ってしまいます(笑)
以上のことが少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

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